前回に続きGRP(Gross Rating Point )いわゆる延べ視聴率が350くらいあると届けたいCMがその放送エリアに住んでいる50%くらいの人に3回はお届けできる計算になるまでが、昨日の考察で、じゃーいくらって話なんだよね。
まずCMには、タイムCMとスポットCMがあるんだけど今回はスポットCMになるね。
スポットCM
提供期間:期間の設定は自由
CM枠:原則15秒(30秒以上も可能)
放送時間帯:自由に時間取りパターンを選択
取引窓口:各局
予算:キャンペーン単位の予算
料金:電波料のみ
・時間取りパターンごとの料金設定
・GRP1%あたりの単価(パーコスト)に獲得目標GRPを乗じて算出
各エリアの概算パーコスト
広島エリア | ¥6,000/1GRP |
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福岡エリア | ¥13,500/1GRP |
関西エリア | ¥40,000/1GRP |
関東エリア | ¥145,000/1GRP |
※個人全体視聴率のパーコストになります。
と言うことは、広島エリアなら
350GRP放映するには、
350✖️6,000=2,100,000円
関東エリアなら
350✖️145,000=50,750,000円
約25倍近い費用がかかるのね。
こりゃーCM侮れませんね。もちろん広島の放送局だと280万人で関東エリアは関東広域圏と呼ばれ、東京だけでなく茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県の7県に放送されるので、約4,100万人(※1)にお届けできる可能性があります。
(※1)東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県を合わせた人口にビデオリサーチ調査「自家用テレビ所有率」を掛け合わせた推計人数
広島エリア:280万人✖️350GRP=980万人
関東エリア:4,100万人✖️350GRP=1億4,350万人
に視聴されると言うことなんですね。※同一視聴者含む。
単純に25倍にはなりませんが、興味深い数字ですね。
次は、もう一方のタイムCMについて調べたいと思います。また明日!!